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コラム 2022/04/12

捕虫器、どこにつけたらいい？設置場所と使い方のヒント

捕虫器とは、どんな虫対策機器か、を前回のコラムで説明しました。

【コラム】捕虫器（ほちゅうき）ってどんな虫対策機器？
https://asahi-sg.co.jp/post-insect-light-trap/

今回は、導入するにあたって気になる、設置場所や使い方について説明しようと思います。
捕虫器は、正しい場所に設置することでより効果的に使用することができます。
また間違った方法で使用するとかえって虫を工場内や店内に呼び込んでしまう恐れもあります。

いくつかのポイントを理解していただくだけで、
かんたんに、正しく使うことができます。
せっかく導入する捕虫器を、より効果的に使用していただければと思います。

設置・使い方のポイント

1. 【設置場所】虫の侵入経路や発生箇所付近に設置

2. 【設置場所】製造ラインからは遠ざける

3. 【設置場所】捕虫器の光が外にもれないように

4. 【設置場所】なるべく低い位置に設置

5. 【使い方】夜間も稼働

6. 【使い方】捕虫紙は定期的に交換

7. 【使い方】捕虫器用ランプの寿命は６カ月

1. 【設置場所】虫の侵入経路や発生箇所付近に設置

虫が侵入しやすい出入口や窓の近く、
虫が発生しやすい水周りやゴミ箱の近くなどに設置します。
侵入してくる虫や、発生した虫をすぐに捕獲することで
異物混入や汚染のリスクを早い段階で予防することができます。

2. 【設置場所】製造ラインや包装ラインからは遠ざける

捕虫器は虫を引き寄せる効果があります。
そのため、製造ラインや包装ラインの近くに設置すると
かえって異物混入リスクを高めてしまいます。

3.【設置場所】捕虫器の光が外にもれないように

捕虫器の光が、窓や扉から外部にもれると、
外部から内部へ虫を呼び寄せてしまいます。
ランプの青い光が外に漏れないように、設置位置や向きに注意して設置してください。
また、捕虫器ムシポンには、両面から光で虫を引き寄せる両面誘引タイプの他に、
片側からのみ光で虫を引き寄せる片面誘引型もあります。

4. 【設置場所】なるべく低い位置に設置

小さな虫の多くは２ｍ以上高くは飛びません。
１．８ｍ～１．５ｍの位置に捕虫器を設置することで虫をより効果的に捕獲することができます。
また、高い位置に捕虫器を設置してしまうと、設置後の捕虫紙（捕虫テープ）の交換作業が
大変になってしまいます。

5. 【使い方】夜間も稼働

虫は、一般的に日没後と夜明けに活動が活発になるといわれています。
夜間に他の照明が消えた状態で、捕虫器のみ稼働させるとより一層、捕虫効果があります。

6. 【使い方】捕虫紙は定期的に交換

捕虫紙を定期的に交換することで虫の侵入・生息状況を監視（モニタリング）することが可能です。
虫の発生状況を把握することで、防虫対策の効果を測定、
または更なる対策の検討をすることが可能になります。

7. 【使い方】捕虫器用ランプの寿命は６カ月

多くの捕虫器用蛍光灯の寿命は、約６か月です。
寿命を過ぎたランプは、青い光が出ていても紫外線の照度が低下し、
虫を引き寄せる誘引力が下がっています。
誘引力の下がった捕虫灯では、十分な捕虫効果が得られないので、
寿命を把握し交換を行ってください。
※LEDタイプの捕虫灯は寿命が６か月よりも長いものが多いです。