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コラム 2023/03/16

捕虫器の設置場所と選び方<工場編>

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   捕虫器の役割

飛翔昆虫の対策において重要なことは

①虫を発生させない、②侵入させないことです。

虫の発生を防ぐために清掃を行い発生源を取り除くこと、虫の侵入対策を行うことが大切です。
そして捕虫器は、飛翔昆虫の対策をする上でとても重要な役割を果たします。

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そもそも捕虫器ってどうやって虫を捕まえてるの??という方は、こちらのコラムも読んでみてください。
https://asahi-sg.co.jp/post-insect-light-trap/

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【捕虫器の主な役割】

①飛翔昆虫を捕まえる

②虫の侵入・生息状況を監視(モニタリング)

 

 

①飛翔昆虫を捕まえる

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建物の外部から侵入したり、内部で発生した飛翔昆虫を捕獲し、現場の虫レベルをゼロに近づけます。

 

 

②虫の侵入・生息状況を監視(モニタリング)
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衛生レベルを測るインジケーターとして、捕虫器を使用することができます。
捕虫紙を定期的に交換し、確認・記録することで飛翔昆虫の生息・侵入状況を監視できます。

 

特に工場では、②虫の侵入・生息状況を監視(モニタリング)の役割は重要になります。
飛翔昆虫の対策をするためには、まずその環境の状態知ることが大切です。
そして捕虫器では、虫の発生と侵入の状況を定期的に確認・把握することで環境の状態を知ることができ、さらに捕獲した虫を分析することで対策方法も分かります。
飛翔昆虫(コバエ等)はとても小さいため、実際に生息している虫の数は、体感で感じる数よりも多いことがほとんどです。(捕虫器を設置し、捕獲数をみて驚かれるお客様は多いです。)

 

多くの工場では、虫の侵入を防ぐための設備投資や対策がすでに行われています。(シャッター・防虫カーテン・防虫フィルム・蛍光灯をLEDに変えるなど)
しかしながら、虫の侵入を100%防ぐことは、とても困難です。
捕虫器を活用すれば、侵入してきた虫を早い段階で捕獲し、奥のエリアに侵入させない対策が可能です。

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このようなことから、捕虫器は、食品に限らず多分野の各種工場に導入されています。

例)食品工場・飲料メーカー・給食センター
製紙工場・印刷工場・塗装工場
薬品工場・化学工場・プラスチック工場
ラップ・フィルム工場・各種パッケージ工場 etc.

また近年では、HACCP対応のために導入をする中小規模の工場も多くなりました。

 

 

   捕虫器の設置場所と機種選定

[もくじ]

ステップ1 侵入経路・発生源となりうる場所を確認

ステップ2 侵入経路を把握できたら、具体的な設置場所を決める

ステップ3 捕虫器の機種選定


 

ステップ1 侵入経路・発生源となりうる場所を確認

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まずは、虫がどの経路から侵入してくるのか、侵入経路を把握します。

(例)
・従業員入り口
・搬出入口 など

人や物の出入りがある場所では、虫も侵入するリスクがあります。
ここから奥のエリアへ侵入させないことが重要です。

 

また、虫が発生しやすい水周りやゴミ箱の近くなどの発生源となる場所も確認しておきましょう。

 

 

 

 

 

 


ステップ2
侵入経路を把握できたら
具体的な設置場所を決めていきましょう。

 

まずは捕虫器の設置について、注意点を説明します。

 

! 注意点1
捕虫器の光を外に漏らしてはいけません。

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捕虫器のランプからは虫を引き寄せるための紫外線(人間には見えません)がでています。

もし、捕虫器の光が外に漏れてしまうと、虫を呼び込んでしまうことになるため注意しましょう。
出入り口付近や窓の近くに設置する場合、要注意です。

 

 

! 注意点2
虫器は2m以下の場所に設置しましょう。

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実は虫(小さなコバエ等)はそんなに高く飛べません。2.0m以下の場所を飛び回っています。また、捕虫器についている捕虫テープの取り替えをする際も、高所につけてしまうと不便です。
設置したのにテープを替えるのが面倒でうまく活用できてない、なんてことがないように、2m以下の場所に設置がおすすめです。

 

 

! 注意点3
製造ラインの近くなど異物混入の恐れがある場所の付近に捕虫器を設置しない

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捕虫器には虫が寄ってきます。製造工程ラインや包装工程ラインなどの近くに設置すると異物混入のリスクが高まります。
虫からは、守りたいものや場所の近くに捕虫器を設置することはかえって危険です。少し離れた場所に設置し、虫を近づけないようにしましょう。

 

 

! 注意点4
捕虫器は夜間も点灯させましょう。
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捕虫器は、周辺に明かりがなくなった夜間の方が効果を発揮します。

 

▶▶▶以上を踏まえて、具体的な設置場所を検討してください。

 

 

ここでは大きく2つのエリアに分けて考えます。

■エリア1:侵入口付近 -ヒトの出入口・モノ(製品や原材料)の出入り口‐
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侵入してきた虫をその場で捕獲しつつ、出入口を開けた際に、捕虫器の光が外に漏れないように設置する必要があります。
出入口付近に内向きに捕虫器の光を向けるイメージ設置しつつ、光を外側に漏れないようにするとよい場合が多いです。
周辺に窓がある場合も要注意です。窓から捕虫器の光が外に漏れると、虫を誘い込んでしまうことになるため注意してください。

 

■エリア2:侵入口のその先のエリア

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前述した通り、捕虫器は虫を引き寄せる効果があるため、製造ラインや包装ラインの近くなど、異物混入のリスクがある場所のすぐ近くには設置しないようにしましょう。
各部屋に最低1台は設置することで、その環境を把握する(モニタリング)することができ、危機管理を行えます。

 

 

 


ステップ3
捕虫器の機種選定です。

●ポイント1 有効面積

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捕虫器には虫を引き寄せる効果を発揮できる“有効面積”があります。
機種によって異なるため、カタログなどの情報を参考にしてください。
また、ワット数が大きい捕虫器ほど誘引力は強くなります。
より、衛生環境を配慮したいエリアには、ワット数の大きい機種を選ぶことをお勧めします。

逆に、事務所などの小さな空間で使えるインテリア型小型捕虫器(ムシポンminiなど)もあります。
環境に併せて選べるラインアップの多さもムシポンの特徴です。

 

●ポイント2 設置場所の条件

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ムシポンの業務用タイプの捕虫器は、吊り下げ・横型が標準タイプですが、
壁付けタイプや縦型もあります。設置場所あわせて選んでください。

またムシポンには、防水仕様や防爆仕様などの使用環境に合わせた機種や、電源コード延長や海外工場で使用するための電圧変更もオプションで承っています。
朝日産業では長年にわたって捕虫器の輸出実績があります。海外工場の設備についても是非ご相談ください。

 

 

 


 

ムシポンは、薬品を使っておらず、安全・無害。周りの環境への影響を気にせず、虫対策が可能です。
またムシポンの捕虫器には専用捕虫テープがあり、その捕獲力の高さから、長年にわたり多くの工場に導入され続けています。

 

 

その他、捕虫器に導入に関する疑問点や不明点があれば、お気軽にお問い合わせください。
設置に関するご相談も承っています。

ダウンロード資料
捕虫器の選び方_工場

お問合せ
https://asahi-sg.co.jp/inquiry/

商品情報

捕虫器(業務用 蛍光灯型)
https://asahi-sg.co.jp/genre/insect-trap/

捕虫器(インテリア 蛍光灯型)
https://asahi-sg.co.jp/genre/insect-trap-interior/

LED捕虫器
https://asahi-sg.co.jp/genre/led-insect-trap/

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