コラム 2023/11/29
厚みの違う不織布の溶着テスト[超音波溶着器リニアキュッパ]
超音波溶着器リニアキュッパで厚みの違う不織布4種の溶着テストを行いました。
超音波溶着器リニアキュッパ
https://asahi-sg.co.jp/products/linearquppa/
超音波溶着器リニアキュッパは接着剤やテープを使わずにドットラインで溶着、点線を描くように線状に素材を溶着をします。
ハンドピースの先端についている歯車を回転、スライドさせながら使用します。
ドットライン(点線)を描きながらシールすることができ、袋や不織布などのシート状の素材に使用できます。
超音波溶着器リニアキュッパを販売開始し、超音波溶着器キュッパ(ポイント溶着器)だけを販売してきた時よりも、より様々な分野の、様々な用途や場面での、使用を検討いただける機械が増えました。工業用途や化学研究室などでの使用や、様々な素材、用途でのご相談をいただきます。
その中でも今回は、国内外から問い合わせの多い、不織布で溶着試験を行いました。
テストの情報が少しでも参考になれば幸いです。
■溶着サンプル(不織布:ポリプロピレン)
1.0.1mmの不織布(白色) 2枚で0.2mm
2.0.2mmの不織布(黒色) 2枚で0.4mm
3.0.3mmの不織布(赤色) 2枚で0.6mm
4.0.4mmの不織布(灰色) 2枚で0.8mm
1.0.1mmの不織布(白色)×2枚(総厚 0.2mm)
薄すぎるシートだと溶着しない、または溶着強度が弱く、剥がれてしまうことがありますが、
今回(0.1mm×2枚)はうまく溶着ができました。
2.0.2mmの不織布(黒色)×2枚(総厚 0.4mm)
しっかりと溶着強度もあり、溶着に問題はありませんでした。
3.0.3mmの不織布(赤色)×2枚(総厚 0.6mm)
0.3mmの不織布もしっかりと溶着強度があり、溶着に問題はありませんでした。
4.0.4mmの不織布(灰色)×2枚(総厚 0.8mm)
溶着強度は問題ありませんでした。しかし、素材が分厚いため、溶着スピードが落ちました。
ホイールチップが回る速度が遅い(1か所の溶着に時間がかかる)ため、広い面積の溶着には不便を感じられる場合もあるかもしれません。
今回、溶着テスト4種類の不織布(0.1mm、0.2mm、0.3mm、0.4mm)はすべて溶着が可能でした。
0.4mm×2枚(総厚み0.8mm)も、溶着スピードはゆっくりでしたが、溶着できました。
超音波溶着器リニアキュッパは、通常のシーラーでは接着しずらい細かい部分や、接着剤などを使用せずにとめたい場合に非常に便利です。
ただ、素材の種類や厚みによって仕上がりが異なります。
弊社ではシールテストを承っています。シールしたい素材のサンプルを弊社までお送りください。
シール結果のご報告、シールしたサンプルの返却を行っています。
お気軽にお問い合わせください。
溶着している様子を撮影した動画
https://youtu.be/OUHwXq22yUw?feature=shared
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【商品詳細】
超音波溶着器リニアキュッパ
https://asahi-sg.co.jp/products/linearquppa/
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