ニュース 2014/11/28
「中部経済新聞」に真空パック器吸太郎が掲載されました
~失敗から学び、改良を重ねた吸太郎の開発・改良秘話~
今や人気定番商品として欠かせない真空パック器吸太郎は幾度ものクレームそして失敗に学んで品質改良を重ね、ようやく安定した品質となり現在に至っています。
食品問題に真剣に取り組み、ユーザーのご要望に応える製品を開発する弊社。真空パック器は食品廃棄問題の解決に貢献する、欠かせないアイテム。それまでの業務用真空パック器は20万~40万ほどの高価格帯が一般的でした。それほど高い機能を必要としないお客様方は、もう少し抑えた価格のものを求めていました。
低価格を実現も!
そこで機能を抑え、低価格機器として発売したのが、生鮮食品、汁物、電子基盤、電子部品などの真空パックに使える「吸太郎」。従来の機器は袋の中に商品を入れてセットすると、真空にして密封し、出来上がるとふたが自動的に開く全自動でした。一方、吸太郎は真空パック器吸太郎は、自動的に真空して密封するとアラームが鳴り、ふたは手動で開ける半自動タイプ。大きな違いはないように思えますが、この違いだけでも電磁石やセンサーの有無に関わるため、大きな価格差となります。
また、「吸太郎」は市販の真空包装袋が使えるため、専用の袋が必要な機器よりランニングコストを抑えることができます。
この真空パック吸太郎はそんな客様のご要望に応えるために開発した製品でした。ランニングコストを抑えるため、(現在は、国内産ですが)当初は初の海外生産の製品となり、スタッフが中国へ行って、しっかり技術指導して生産を始めました。ところが、サンプルはうまく進みましたが、量産を始めたところ、なかなか細かいところまで目が届かなかったこともあり、部品の破損、動作不良などの不具合が生じてしまいました。そのおかげてお客様のクレームも寄せられ、初の海外生産は思わぬ失敗となってしまいました。
6次産業に貢献
ただ、「安くて良い機器なので、早く修理してほしい」というクレームからは、製品そのものの価格や機能には満足していることがうかがわれました。早速改良に動き、部品の破損を防ぐために素材を変更し、日本人スタッフを中国に常駐させました。これによってこまめで厳しいチェックも可能となり、不具合をなくしました。さらに、機器の中でも特に重要な部品は国内で手配し、仕上げの組立ても国内で行うことにしました。
この失敗で、ユーザーが望む価格の中で品質を高めることの難しさに、改めて気づかされ、結果的に真空パック器「吸太郎」は、今や6次産業化には欠かせない商品となり、多くの方にご愛用されています。
省エネ・エコロジーをモットーにエコ地球のために。これからもお客様のご要望にお答えする画期的な商品を開発し続けていきます。
今後とも厨房機器・環境衛生機器の朝日産業をよろしくお願い致します。
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